これはB1bisより先に完成していたのですが、写真撮影が遅れてアップはあとになりました。写真自体がちょっと寝ぼけた 感じですのでいずれ撮り直したいです。
　今から30年ほど前、ホビージャパン誌の新年号に陸、海、空それぞれのライターさんたちがそれぞれの分野について １年間を総括する座談会が掲載されたことがあります。その中で、今後発売して欲しいアイテムとしてクロムウェルの名前が 挙がっていました。当時から英国ファンであった私はその意見に大きく頷くと共に、2,3年のうちにはタミヤから発売 されることを期待していたのです。
　それから20年以上の年月は流れて、もうすっかり模型から足を洗っていた私はク1/35ロムウェル発売と共に模型作りを再開 しようとキットを購入したのですが、個人的な事情により放置したままでまだ完成していません（セントーは作りましたけど）。
　そんな中でタミヤ1/48は「キットが次々と新発売される」という、往年のMMシリーズを彷彿とさせる展開に惹かれて購入 しています。そしてついにイギリス戦車の登場。発売日に購入し、その後一週間で完成までこぎ着けたのは私の長いだけの 模型人生でも初めてのことです。組立は実質2日間で、大型転輪のおかげで足回りもあっさり組み上がります。クリスティ技師に感謝。
　機関銃の銃口を開けたくらいであとはそのまま組み立て、塗料の食い付きをよくするためにタミヤのサーフェイサを吹いて アクリルガッシュで塗装しています。下地のサーフェイサの明るさが活かせるようにアクリルガッシュを薄目に溶いて 筆塗りしましたが、クリアがけで色が沈むことを見越した調色などまだまだ研究の余地があります。今回もダークグリーン とは似つかぬ緑色の戦車になりました。
　今回は初めて水溶性油絵の具？の「ホルベイン　アクアカラーデュオ」でフィルタリングもどきやドライブラシなどを やってみました。溶剤はオドレスペトロールというものを使っています。ちなみにタミヤエナメルはこの溶剤には溶けません。
　別売りのイギリス兵セットからくつろいだ雰囲気の戦車兵を持ってきました。とりあえず展示会用に台座に固定しましたが、 もう少しシチュエーションを考えたビネット風にでもしようかと考えています（写真撮影時にはずしました）。 それにしても、イギリスの戦車はちっとも強そうじゃないですね。それが好きなんですけどね。1/35も作りたくなってきました。

下地	サーフェイサ(タミヤ)　缶スプレー
車体全面	アクリルガッシュの筆塗り
ウェザリング	アクアカラーデュオ(ホルベイン)