2007 第二回おおいたんモデラーズ展示会 2007.6.23-24
 準備会である第0回から数えて三回目の第二回おおいたんモデラーズ展示会。 今年も信地旋会さんに お世話になり参加致しました。

 今回のテーマは「対(ツイン)」ということでしたが、残念ながら私はテーマに沿った 作品を作ることができず、静岡ホビーショーに展示したグラジエーター、セモベンテ、 シャールB1bisに加えて新作のタイガーモスを持ち込みました。

 高速道路の割引時間帯を利用して10時頃には会場に到着し、信地旋会の方々や おなじみになった方々にご挨拶して作品の展示をしました。

 今回の展示会にはフィンランド空軍関係の著作で有名な梅本弘氏が参加されたことが 大きなトピックでしょう。現在、スケールアビエーション誌の編集長をされていますが、 実際に製作もされており、同雑誌の最新号に掲載されたニチモの九九式軍偵が掲載ページ をベースにした形で展示されていました。
 筆塗りで適当に塗った・・・と仰っていましたが、それで活き活きとした飛行機の 存在感が出ている作品は、見る者に「模型作りは楽しい」「模型は楽しそう」と 思わせる素晴らしい雰囲気を纏っていました。
 梅本氏は泊まりがけで懇親会にも出席され、気さくな人柄で楽しいお話をいろいろと 聞くことができまして、聞いているこちら側も酒の勢いを借りて「一度で良いから 全て飛行状態の作例だけの号を出して下さい」などと無茶なお願いをして参りました。

 二日目は午後にファンミーティングが行われ、それぞれのジャンルで人気の高かった 作品について作者の方々から工夫した点、苦労話などを伺うことができました。

 作品ジャンルはAFV、飛行機、艦船、自動車、フィギュア、いわゆるガンプラと 多岐に渡りましたが、飛行機が充実していたのに比べてAFVは若干寂しい印象でした。 来年はお休みで次回は2009年となるそうで、展示会運営はいろいろと大変なのだろうと 思います。一参加者としての身勝手な推測です。

 そのジャンルを楽しみにされた方には申し訳ないのですが、フォトレポートは飛行機と AFVが中心で興味のないキャラクター系の作品はほとんど撮影しておりません。 ご了承下さい。
会場
会場の様子。さっぱりした空間で、大分市内からのアクセス性も良いようです


飛燕
テーマ「対」作品
飛燕が水面に映る「対」と、画面では分かりませんが飛んでいるツバメとの「対」


複葉機
テーマ「対」作品
これは文字通り、第一次大戦のライバル機。レベル1/28のフォッカーDr.1とソッピースキャメル


双発機
テーマ「対」作品
1/48 ボーファイターはエンジンが二つ(双発)。「対」の定義は作者に委ねられています


SF
テーマ「対」作品
ガンダムとザクの壮絶な対決。この強烈なシチュエーションはSF(アニメ)ならでは


海戦
テーマ「対」作品
駆逐艦と巡洋艦の対戦(史実)の再現です。水彩画のような海の表現が素晴らしい


爆撃機
1/48 ランカスター
飛行機部門で圧倒的な迫力。作りたいキットなので色合いや艶の具合などをじっくり拝見しました


宇宙船
1/72 スペースシャトル
二日目の飛行機ブースで目立っていた作品。大きさと耐熱タイルの表現に目を見張りました


三角
1/48 ミラージュ
飛行機のサブテーマ「三角」で三角と言えばこの機体です。そのまんまデルタ翼の格好良さ


自作
1/48 ???
記念塗装を再現した作品で、レタリングのほとんどはプリンタで自作されたデカールだそうです


攻撃機
1/48 ヘルダイバー
米攻撃機は好きです。リベット表現、ダイブブレーキの穴、コクピットなど非の打ち所がないです


偵察機
九九式軍偵
雑誌記事の写真はほぼ1/48ということでこのように展示されていました。実物が見られて感激ですね


トラック
1/24 トレーラートラック
トラックの模型はいつも楽しみです。コンテナのつや消し具合、錆具合などが見事


トラック
1/25 トレーラートラック
こちらは古いキットらしいのですが、やはり素晴らしい仕上がりになっています
  
ブルドーザー
1/25 ブルドーザー
荷台にのるブルドーザー、外されたキャタピラや油汚れの具合などが実感を高めています
  

フィギュア
フィギュア
映画の主人公をモデルにしたフィギュア、役者に似せて仕上げるのはかなりハイレベルかと
  

戦車
1/35 4号戦車
ドラゴンのキットで装備品を満載。まだ仕上げの途中?英独アフリカものがもっと欲しいですね
  

戦車
1/35 シャーマン
車体のグリーンと履帯のグレーが見事、フィギュアの塗装も相まって綺麗な印象の作品
  

戦車
1/35 チャーチル
タミヤの名作キットでダークグリーンの色合いとおじさんが良いです。私も作りたくなりました
  

ビネット
1/35 ビネット
待ち伏せするドイツ兵、木立の向こうの米戦車という緊迫感溢れた作品です
  

戦車
1/35 ディッカーマックス
実車は僅か二両なのにキット化されるドイツ車輌は羨ましい。濃厚な仕上がりが独特な雰囲気
  

アメ
1/35 タイガーとドイツ兵
これは「対」テーマの作品なのですが、ドイツ兵の迷彩服が見事。これは塗装?デカール?
  

アメ
1/35 ビネット
雪の降り積もった廃屋で敵を待ち受けるドイツ兵。こういうドラマのある作品も良いですね